はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
ある日いつも通り会社に出勤すると、突然同僚から「仔猫飼わない?」と声をかけられました。
彼女は私が一軒家一人暮らしで動物好きなのをよーく知っている人。
席も隣だし。
どうやら知人が仔猫を拾って飼えなくて困っているらしく、私に声をかけてきたのでした。
スマホの動画を見せてもらうと、そこには元気に猫じゃらしで遊ぶ白い猫が。
めちゃくちゃ可愛い😍
でも、自分に育てられるのだろうか…
即答できず、「すぐに返事はできないから、明日まで待って」と1日待ってもらうことにしました。
見た目は申し分なく可愛い。
活発に遊んで健康そう。
うちは一軒家だからいつかペットを飼いたいと思っていた。
でも…何故かピンとこないのです。
なんでピンとこないのか全然わからないけど、何故か「今回はやめておこう」と思ったのです。
ずっと動物が飼いたかったのに、何故かその気にならなくて。
結局その仔猫は先輩が引き取ることになりました。
そしてその数ヶ月後…
「仔猫飼わない?」
またか!(笑)
今度は彼女自身が自宅の庭で紐に絡まって死にそうだった猫を拾ったらしいのです。
多分今回も前回と同じ感じで断ることになるのかなーと、薄々思いながら写真を見せてもらいました。
そこには小さく、黒っぽい感じの毛の色の仔猫がいました。
何故かその仔猫にはめちゃくちゃピンときたのです。
一目見て「一緒に暮らしたい!」と思いました。
前回あんなに悩んだのに今回即答するのもおかしいかな?と思い、
「実は前の仔猫の時飼えばよかったってちょっと後悔したから〜今回は飼っちゃおうかなぁ〜」と意味不明な演技をして、私が飼うことに。
この時の仔猫が、今うちにいる「ドラミちゃん」です。
多分、一般的に見たら最初の猫の方が見た目は可愛いと言われるタイプだと思います。
父は初めてドラミちゃんを見た時「痩せこけた貧相な猫」と思ったらしいし(笑)
今は痩せこけてるどころか、ぽっちゃりさんになってしまいましたが。
そして数日後、うちに迎えることになりました。
同僚の家で寝ているところをそっとキャリーバッグに入れて車に乗せて。
車のなかで目が覚めたドラミちゃんは、不安そうにずっとミャーミャー泣いていましたが、
うちについてすぐご飯をモリモリ食べ、座椅子に横になって寝はじめました。
慣れるの早すぎ(笑)
これが私の記憶に残っているあの日です。
ドラミちゃんとの運命の出会いの日。
そんなドラミちゃんも、そろそろ2才になります。(7月20日頃生まれたと推測される)
HappyBirthdey!
実はドラミちゃんはインスタグラマーです。
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